本記事は…
「間違えやすい「接続詞」vs「前置詞」フレーズ」
「TOEICで頻出の「接続詞」、「接続詞」・「前置詞」の両方の用法を持つ単語」、
「前置詞であることを意識する必要のある単語」、
にフォーカスしています。
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本記事ではTOEIC L&R対策に役立つ「接続詞」(“conjunction”)、「前置詞」(“preposition”)に関する知識をまとめていきます。
早速確認していきましょう。
間違えやすい「接続詞」vs「前置詞」フレーズ
TOEIC L&Rに頻出な表現のうち、対訳が同一であるものの、「接続詞」と「前置詞」とで異なる分類に属するフレーズがあります。
このような表現は、日本語の意味だけを確認して穴埋めをしようとすると、一見どちらも正解にみえてしまうひっかけ問題として頻繁に出題されます。したがって、間違えやすい表現であることを意識してインプットしてしまいましょう。
以下、間違えやすい「接続詞」vs「前置詞」をまとめておりますのでチェックしていきましょう。
「~の間」
【接続詞】
・during
【前置詞】
・while
このような「接続詞」vs「前置詞」問題の攻略のカギは、穴埋め部分が、前後の節をつなぐものであるかに着目して判断することです。
すなわち、穴埋めに入る単語でつなぐ部分に主語・述語(SV)が登場していれば「接続詞」、そうでなければ「前置詞」となります。
間違えやすい「接続詞」vs「前置詞」①で登場した“during”と“while”を使った例文を確認しつつ確認しましょう。
【「前置詞」を使う例文】
例:During her stay in Japan, she had meetings with many clients.
“During her stay in Japan”には主語・述語(SV)がありません。
【「接続詞」を使う例文】
例:While she was staying in Japan, she had meetings with many clients.
“While she was staying in Japan”は主語・述語が含まれる節となります。
節の中で主語が省略される用法もあるので注意しましょう。
例えば、“when”、“while”、“if”は主節と主語が同じ場合に副詞節の<主語+be動詞>が省略されます。
次に、間違えやすい「接続詞」vs「前置詞」②として、「~なので」と訳される以下のフレーズをおさえましょう。
「~なので」
【接続詞】
・due to
・because of
【前置詞】
・since
・because
続いて間違えやすい「接続詞」vs「前置詞」③として、「~にもかかわらず」と訳される以下のフレーズをおさえましょう。
「~にもかかわらず」
【接続詞】
・though
・although
・even though
【前置詞】
・despite
・in spite of
・notwithstanding
最後に間違えやすい「接続詞」vs「前置詞」④として、「万が一~する場合」と訳される以下のフレーズをおさえましょう。
「万が一~する場合」
【接続詞】
・in case
【前置詞】
・in case of
TOEIC L&RのPart5で出題される「接続詞」vs「前置詞」問題を解く際には、前後の文章構造をしっかりと確認する癖をつけましょう。
TOEIC L&Rで頻出の接続詞のまとめ
それでは以下では、TOEIC L&Rで出題されがちな「接続詞」のリストをご紹介していきたいと思います。
- when
- whenever
- while
- where
- whereas
- whether
- as
- as soon as
- as far as
- as long as
- as though
- though
- although
- even though
- but
- provided that
- providing that
- given that
- for
- on condition that
- once
- unless
- because
- now that
- so that
- so long as
- if
- even if
- only if
- in case
- in order that
- in that
- before
- after
- since
- until
「前置詞」vs「接続詞」問題では、前述したTOEIC L&R頻出の「接続詞」リスト以外のものは基本的に前置詞であるだろうと考えて進めましょう。
したがって、TOEIC L&R頻出の「接続詞」リストを作成することが、「前置詞」vs「接続詞」問題対策では最も効果的な方法となります。
単語数が多く感じるかたもいらっしゃるかもしれませんが、上記「接続詞」リストに記載の単語は、いずれも、単にTOEIC L&RのPart5の「前置詞」vs「接続詞」問題を解く上で重要であることのみならず、他のpartにおける文章理解を進める上で重要なフレーズとなります。
心してインプットしてしまいましょう。
他にもTOEIC L&RのPart5対策の一環として、「接続詞」vs「前置詞」問題の演習を重ねる上で、上記表に記載されていない「接続詞」を見つけたら是非「一元化メモ」に追記していきましょう。
知識を一元化する作業は、英語学習に限られず、広くリスクリングをする上で、非常に重要な作業です。「一元化メモの重要性」については、以下の記事で取り扱っていますので是非ご確認ください。
“Provided that”、 “providing that”という表現は以下のサイトでも紹介してます。ビジネス的な用法は以下から確認しておきましょう。
前置詞と接続詞の両方の用法をもつ単語
TOEIC L&Rで頻出な表現のうち、以下のチェックボックスに記載した単語群は、前置詞と接続詞の両方の用法をもつ単語となります。
ひっかけ問題にひっかからないように、意識して覚えておく必要があるのでチェックしておきましょう。
- before
- after
- until
- since
sinceの意味は文脈によって異なりますが、「SがVするので」と「SがVして以来」の用法どちらもTOEIC L&Rで出題されるものとなりますのでしっかりとおさえておきましょう。
前置詞であることを意識する必要のある単語
前述のとおり、「前置詞」vs「接続詞」問題では、前述したTOEIC L&R頻出の「接続詞」リスト以外のものは基本的に前置詞であるだろうと考えて進めてかまいません。
しかし、演習を重ねるうちに、「接続詞」ではない「前置詞」表現を「接続詞」だろうと考えて誤答してしまうことがあるかと思います。このような場合には、「前置詞であることを意識して覚える必要がある単語リスト」を作成してしまうことも有効です。
例えば、筆者は、以下の単語を「前置詞であることを意識して覚える必要がある単語リスト」に加えていましたのでご紹介していきたいと思います。
フレーズ(訳)
- due to (~のため)
- as well as(~も同様に)
- as with(~と同様に)
- but for(~なしで、~がなければ)
- notwithstanding(~にもかかわらず)
- despite(~にもかかわらず)
- in spite of(~にもかかわらず)
- besides(~に加えて)
- in light of(~を考慮すると)
- aside from(~に加えて)
- prior to(~の前に)
- as to(~について)
- with all(~にもかかわらず)
- on account of(~のために)
- but only(ただし~である)
- for fear of(~を恐れて、~しないように)
いかがでしょうか。
「接続詞」vs「前置詞」問題の演習を重ねる際に、誤答した、あるいは、理解しきれていなかった「前置詞」表現をストックしていくことがオススメです。
上記のフレーズリストを適宜カスタマイズして、オリジナル「前置詞であることを意識して覚える必要がある単語リスト」の作成にチャレンジしてみてください。
時間が経ってから見返すと、なんでこの表現を「接続詞」と勘違いしたのだろう、、、と感じるフレーズも散見されます。
自身が作成した一元化メモをあとで見返すと、何度も何度も繰り返しインプットする必要のある知識と、長期記憶に定着してきて「もう間違えないぞ」という知識に分かれていきます。
自分が間違えやすい知識は、自分にしか分からないので、弱点をつぶしていくためにも知識の一元化作業を進めて、弱点をあぶりだしていきましょう。
このページを閉じる前に以下の語彙を抑えられているかもあわせて確認しましょう。
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